整体による変化と回数

整体の変化と回数について

  • 辛い腰の痛みを早く何とかしたい!
  • この坐骨神経痛から一刻でも早く逃れたい!
  • 苦しい肩のひどいコリを何とかしたい!
  • 旅行までになんとか…

こんな思いで整体院に訪れ、希望を持って施術をスタートさせます。

あなたの思いはきっと
「1回、2回で普通にもどりたい!」

と思っていらっしゃるかも知れません。

また中には
「保険が利かなくて高いんだから、すぐに効くんでしょ?」

とおっしゃる方もいるかも知れません。

実は、私たち施術家も思いは一緒。「少しでも早く」という意気込みで患者さんを毎日迎え入れ、そのご希望に少しでも答えれれるように日々努力しています。

しかしお体は「生身」。部品を変えてハイ終わり、という訳には行きません。お悩みの度合いによって、受ける方の条件によって回数や変化して行く段階も異なります。

ここでは初めて整体を受ける方がもっとも多くご質問される

  1. 受ける度に変化するのか?
  2. 何回くらいかかるのか?

についてのご説明をして行きます。

①受ける度に変化するのか?

長年の経験から、変化して行く段階にいくつかのパターンがあることが分かっています。まずはそのパターンをご説明します。

変化パターン①

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、施術の回数を重ねる毎に改善して行く右肩上がりのパターンを表しています。ギックリ腰や首の寝違い、比較的軽度な腰の痛み、肩のコリに多いです。

施術の回数を重ねる毎に変化して行くパターンです。施術を受ける方も、施術する側も「一番理想」とする形で「施術家冥利に尽きる」を実感するところですが、残念ながら全ての方に当てはまる訳ではありません。

しかし「ギックリ腰」や「首の寝違い」など突然襲った痛みや、一ヶ月に満たない「腰の痛み」「肩のコリ」など、比較的に悩んでいる期間が短い方はこのパターンが多いと思います。

変化パターン②

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、改善までに波があるパターンを表しています。比較的中度の膝の痛みや肩関節の痛みなどに多く見られます。

例えば施術を施す間隔が週に1回として、施術開始前に状況をお聞きすると
「今週はなんだが良くなかったわ」
「前回からずいぶんと楽になりました」
等を繰り返す波があるパターンです。
とは言っても施術開始時よりは度合の変化を感じているケースですからご本人も納得しながら施術を重ねられます。
比較的中期程度(数週間~)前からの「膝の痛み」や「肩関節の痛み」などに多く見られます。

変化パターン③

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、施術開始から一旦悪くなってしまうパターンを表しています。慢性的な腰や足、腕の痛みやしびれを持っていらっしゃる方に多く、好転反応で心配ありません。

施術開始時の状態より「悪くなった」と感じるパターンです。「好転反応」とも言い、施術によってお体が対応して行こうとする反応だと思ってください。お体の悪いものが浮かび上がってくるので一時的にこうなりますが、その後は上向きになってくるでしょう。

慢性的な腰や足、腕の「痛み」や「しびれ」を持っていらっしゃる方で、体力(持久力)が落ちている方に多い傾向です。

変化パターン④

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、施術開始から変化を感じない横ばいのパターンを表しています。慢性的なお悩みを抱えている方に多く見られます。

希望と期待を持って施術をスタート! でも数回受けても変化を感じないパターンで、人によって3~8回ほどの幅があります。

これは慢性的なお悩みを抱えている方に多く見られ、お体の中に「そこの痛みを生みだしてしまっている」原因が複数あるケースと、お体の変化はしているが自覚として感じない人に多く見られます。

具体例をひとつ。

腕を『90度まで上げると痛い』状態のものが施術を数回受けて『120度まで上げると痛い』まで変化しました。これ、角度は好転してますが『痛み』はあるので「まだ痛いです」と表現される方がいらっしゃいます。

捉え方を少し変えていただくと、そこから変化に拍車がかかってきます。

変化パターン⑤

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、改善までの波の振り幅が大きいパターンを表しています。

変化パターン②に似ていますが、これはもっと振り幅が広いパターンです。これも心配される方が多いですが、「初回に訴えていた痛む場所が変わった」とか「痛み方のパターンが変わった」など、今まで認識していない変化がでてきて「ひどくなった」と感じられるようです。でも、あきらめなで施術回数を重ねて行くと上向きになって行きます。

あとは日頃の生活(またはお仕事)のルーチンとは異なることをしてしまった時にも見られるパターンです。

変化パターン⑥

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、施術開始から症状が改善して、一旦施術の間隔を大幅に開けたり、施術を終了した後に元に戻ってしまうパターンを表しています。

これは今まで説明した変化パターン①~⑤のいずれかで変化し、こちらからご提案した施術計画、またはご本人のご都合(長期旅行、出張等)などの理由で施術の間隔を大幅に開けた時に「元の状態にもどってしまった」と感じられるパターンです。

しかし、それに至るまで積み上げてきた施術は絶対にムダにはなっていませんし、スタート地点に戻ってしまった訳ではありません。

水面下では施術開始時のお体とは異なり、しっかりとした土台はできていますので、あきらめないで施術を再開しましょう。

変化パターン(停滞期)

この画像は、縦軸が改善度合、横軸が施術回数のグラフで、施術を開始してある程度改善した後に、そこから改善度合に変化が見られない停滞期を表したものです。

施術開始からいずれかの波を経て、お越しいただいた時より変化して、ある時から【変化パターン④】の状態に陥ってしまうパターンです。

いわゆる【停滞期】。全ての方ではありませんが、慢性的なお悩みの方に見られるパターンで「もうこれ以上改善しないのかしら?」と諦めの気持ちが芽生えやすい時期です。

しかし諦めるのはまだ早いのです。停滞期になった状態を1回でも早く見極め、そこから離脱する対策を講ずることができるのが『腕のよい施術家』のひとつでもあります。

私は長年の経験から【停滞期の対策法】を見つけ、1回でもムダにしない方針でこの状況を乗り切るようにしています。

②何回くらいかかるのか?

    当院にお越しいただく全てのお悩みでの回数説明は難しいので、ここでは代表的な「首」「腰」「膝」を例にし、「その回数にはどんなケースが多いか」という角度でご説明をして行きます。

    ・1回

    • 体験的に受けてみよう

    当院では重度の方が多く来院されているので多くありませんが「ここの整体はどんな感じなのか」を体験したくてお越しいただく方もいらっしゃいます。

    • ちょっと疲れがたまったので

    過去に当院で施術を受けて改善し、日常困らない状況になった方が時々このようなご希望でお越しいただくケースです。

    • いつもより少し腰が重い・肩が凝った

    これも当院で施術を受けていた方が時々このような状況でお越しいただくケースです。そんな方は1回でスッキリする場合が多いです。

    3回~4回

    • ギックリ腰(突然の腰痛)軽度

    なんとか動けるが、特定の動きをすると苦しい軽度のギックリ腰などの場合はこのくらいの回数で終了するケースが多いです。

    • 寝違い(突然に首を痛めた)軽度

    首を1方向(または2方向)に動かすと痛い程度の痛み。軽度の寝違いです。

    • いつもより強い肩コリに見舞われた

    肩コリはいつも感じているが、なんだか急にいつもよりコリが強くなってしまった場合などは数回で決着はつきやすいです。(慢性を除く)

    • 軽度の腰痛

    ギックリ腰みたいではないが、ここ数日感いつも感じない痛みやだるさ、重さを感じてしまっている腰痛など。

    • 関節(肩・肘・膝など)が動かすと少し痛い

    なにかの拍子でちょっと痛めた。動くことは動くがストレッチみたくすると軽く痛みを感じる。このような程度の肩、肘、膝などの関節の痛みは比較的すくない回数で終了するケースが多いです。

    ご覧のように1回~4回程度の少ない回数では、当院ですでに施術を受けたことがある方で、定期的ではないが時々普段より調子が悪くなって調整にくるケースが多いです。すでに整体で土台づくりが成されているので、悪くなっても変化が早いのです。初めてご来院する方でも、比較的軽い痛みで、悩んでいる期間も短いものですと変化も早いです。

    ・6回~8回

    • 中度~重度の腰痛・ギックリ腰

    なんとか歩けるが苦しい、起き上がる・動作の切り替えに痛くて時間がかかる、まっすぐ立ってない。または、一旦痛みが少し楽になった期間があるが、無理したらまた再発してしまった。こんな度合いの腰痛はこのくらいかかる場合が多いです。

    • 重度の寝違い

    どの方向にも動かしても激痛が走る、痛くて寝られなかったなどの寝違いはこのくらいの回数がかかるケース。あきらめないでがんばりましょう。

    • 腫れていない膝痛

    階段、坂道の上り下り、しゃがむ時、正座の時など曲げるときに痛くなるもので「水が溜まっていない(腫れていない)」膝痛の場合はこのくらい。

    「6回~8回」が当院では「このくらいはしっかりと続けるようにしてください」としている、いわば「ワンクール」的な回数です。軽度から中度の方はこれで終了する場合もあります。

    ・10回以上

    ♦腕、または足に『しびれ(または痛み)』を感じている
    ♦上記に首、または腰にも痛みを感じている
    ♦膝痛で腫れている
    ♦足の裏(かかと、土踏まず)が歩くと痛い
    ♦歩いてしばらくすると足にしびれや痛みがでる

    ・週1回で数ヶ月レベル

    ♦「四十肩・五十肩」と診断されて『寝ていて痛みで目が覚める』状態
    ※『寝ていて痛い』時期を越えたものは上記より短い期間になる可能性大
    ♦「腰椎ヘルニア」と診断されて腰に傾きがあり、足に痛みがある状態
    ♦「腕のしびれ」「足のしびれ」があるもので重い物を持つ作業、同じ姿勢を持続する作業などに従事されてる方

    やはり重度の辛い状態、長い期間悩まれている状況の場合は回数がそれなりに必要なケースが多いです。あきらめないでしっかりと施術を受けて『痛い日常』からおさらばしましょう。

    おすすめの施術パターン

    最後に当院で一番おすすめしている『理想的な施術を受けるパターン』をご紹介します。

    • 初回から4回くらいまで

    初回から1週間に2回、2週間で4回くらいを受けていただくことをご提案しています。これは『土台作りを早く行う』というような考えです。家づくりでも、雨風をしのげる屋根、壁までは早く仕上げたいもの。そんな思いがあります。

    • それ以降

    その後は変化度合を見ながら週1回ペースに移行します。前出の回数でご説明していますが、やはり6回から8回がひとつの区切りで、多くの方がこの回数で変化を実感し、さらに施術を持続して行く方が多いです。

    ここでご説明している『回数』は、あくまでも目安であることをご理解ください。全ての方に当てはまるものではございません。

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    希望ヶ丘で30年の整体院
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